オフショアの釣りに行こうと思ったとき、サーフなどの釣りとは異なり船代がかかる。
多くは1万円前後までであるけれど、毎回かかってくるため馬鹿にはできない。
短時間釣行もできず、年間で考えてもそう何回も釣りにいくことはできないため、ロッドもなんにでも使える使いつぶしが効くものが良いと考えて購入したのがクロスミッションBB。
今回はそんなクロスミッションBBをタイラバで使ってみたので、インプレをしていきたい。
スペック
今回購入したのは、B66-MLで最適な釣種はタイラバ、スーパーライトジギング、メタルスッテの3種類でタイラバをメインにジギングや春のイカ釣りなどに使いたいと思っている。
使用可能ルアーの重量は下表のとおり。
使用ルアー | MAXウェイト |
タイラバ | 100g |
ジグ | 80g |
エギ | 60g |
スッテ | 20号 |
とりあえず、使用上限重量はいわき、相馬で使用しそうな重量は扱える。
また、ラインの上限はPE1.2号となっており、PE1号をメインで使用するには問題ない。
まあ、ライン上限はともかく、使用重量は真下に落とすだけであれば多少のオーバーウェイトは問題ないだろう。
使われている技術
使われている技術は、ハイパワーXとタフテックαの2つだけ。
普段サーフで使用しているロッドからすると若干寂しい感じはする。
外観
一般的なルアーロッドと同じく2ピースのロッドで、穂先がショアで使用するメバリングロッドなどと同じくソリッドティップとなっている。
また、ソリッド部分はオレンジのスレッドが巻かれており、視認性向上が図られている。
グリップ周りは、ショアからのベイトロッドと同じくトリガーシートになっていることに加えて、ロック部分にはアルミと思われる金属パーツも使用されており、チープな感じはしない。
タイラバ専用ロッドにはXシート エクストリームガングリップが装備されているが、さすがにそこまでの装備はない。
また、ブランクスにはハイパワーXと思われるカーボンテープが巻かれているのが分かる。
実釣インプレ
タイラバ釣行
時期としては12月中旬でシーズン終盤の食いが渋いことが想定される中で使用してみた。
使用したのはビンビンスイッチや鯛乃実といった一般的なもの。
タイラバは着底と同時に巻き上げが必要になる、という事前情報を聞いていたので身構えていたけれど、穂先が柔らかく着底と同時に穂先が明確に戻るのでとても分かりやすい。
タイラバ専用ロッドではないけれど、十分に使用できるロッドだと感じる。
一方で、60gのタングステンジグも使用してみたけれど、軟らかくしなるため、しゃくるとだるい感じがする。
ただ巻きで巻き上げるだけであれば、アタリを弾かずフッキングできるため、良いロッドであると感じる。
キャストできるか?
60gのTGベイトを少しだけキャストしてみたけれど、FGノットが結束部がガイドに引っかかりまともにキャストできない。
結束部をガイドの外に出してのキャストは、海面までの距離が近くアンダーハンドキャストしにくい。
また、穂先がらみを含めてライントラブルが発生した場合、一発でティップを破損する可能性もあり、お勧めできないと感じる。
キャストしている動画はあるものの、シマノ公式でも対応していないようだ。
キャストしてタイラバするのであれば、スピニングでテンションフォールでカウントをとって着底と同時に巻き上げることで対応できるため、無理にベイトロッドを使う必要はないと感じた。
いわき~相馬沖でマダイジギングと併用するのであれば、そこまで重いルアーを使用しないので、スーパーライドジギングロッド、例えばグラップラーBBS66-0あたりが手ごろな価格で対応できると思う。
それぞれの用途に応じて作られているため、万能はない、ということか。
まとめ
今回のまとめとしては、クロスミッションBBはソリッドティップを搭載し、食い込みが良いものの、無用なトラブルを避けるため、キャストはしない方が良い。
キャストするのであれば、素直にスピニングロッドを購入するのが良い。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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