サーフからヒラメに限らず、魚を釣ろうとすると、一面の砂浜を前に途方にくれる人が多いのではないだろうか。
今回は、数年間を通してヒラメやマゴチ、シーバスを追いかけて、考えた仮説を書いてみたいと思う。
※この記事の半分以上は妄想でできています(笑)
何を求めてサーフに来るのか
そりゃヒラメ、マゴチを釣りたいからと言いたいところだけど、人間様の都合ではなく魚側の都合を考えてみたい。
ヒラメやマゴチ等のフィッシュイーターは、デカイ図体で、捕食されるかは分からないけど、鳥に狙われる危険もある浅いエリアに何かをしにやって来ている。
仮説1:補食のため
一見なにもないサーフではあるけれど、浅い場所には小さい生物や海草類、場所によってはいろんな生物の隠れ家になるテトラや沈み根がある。
ただ、そういった場所を目指してヒラメが沖から来るかというと、エサとなる生物が少なく、ヒラメの立場になると弱い気がする。
もしそうなら、一年中釣れて良いはずだしね。
勝手なイメージだけど、多くのヒラメが追いかけてるのは回遊する小魚で、プランクトンやエビなどの小さな生物を追いかけているのは幼魚だけという気がする。
この辺は冬の間に研究した文献を探してみたい。ヒラメやマゴチの生活史を記載したものが良いのかな。
仮説2:産卵のため
クロダイやアイナメ等では、産卵を意識して浅場に接岸してくる「乗っ込み」がある。
乗っ込みのタイミングでは、産卵前の荒食いのために大型の魚が釣りやすく、ハイシーズンになる。
サーフの魚で明確なのはマゴチで、おおむね5月ごろに乗っ込みが始まり、産卵を終える6月下旬頃には一旦釣れなくなる。
ルアーに付いてくる海草に透明な粒が着いていると、産卵が行われた目安になると思う。
では、ヒラメにノッコミはあるのかというと、簡単に調べた感じでは、あるにはあるがマゴチほど明確では無いようだ。
11月なんかはハイシーズンとされていてミノーにも積極的にアタックしてくる。
ハイシーズンということは、小魚をたくさん食べて、体力をつけようとしているということで、その後、産卵か越冬のために深場などに移動するのだろう。
深場の水温は、海水という断熱材に遮られて地表の温度変化が少なく、安定しているため、そこで越冬することが妄想される。
仮説3:ベイトに誘い出されて(補食)
ベイトが大量に入ったとき、沖から誘い出されていくパターン。
今年も、通常は12月には釣れないマゴチの釣果報告があったりした。
そのときは、ベイトが大量に接岸し、ワラサやらヒラメやらシーバスやらでお祭り騒ぎとなっていたようだ。
沖で捕食していたフィッシュイーターが、小魚の群れを見つけ、群れを追いかけているうちにサーフに接岸したことが想像される。
どうして小魚はサーフに来るのか?
小魚の群れはなんで接岸するのかというと、サーフ付近のプランクトンを目当てに、産卵、海流に乗ってというよりも流されて接岸してくるパターンが考えられる。
1番押しているのは、海流に流されて来るパターン。
理由としては、小魚がわざわざ鳥に狙われやすく、逃げ場も少ない浅場に来るのは違和感を感じるから。
大型の魚からは逃げられるとはいえ、より魚類としての脅威度が高い鳥がいる浅場に来るのは、流されてくる位しか理由が思い付かない。
産卵のために来るのは、身を隠せる海草などに産卵するタイプの魚で、イワシなどには当てはまらないと考えている。
プランクトン目当ての場合は、比較的深場のの場合や、どん深とまでは言わないけど、ある程度沖が深い場合と思っている。
サーフのどこにヒラメはいるのか?
ベイトが入っている前提で、ヒラメがどこにいるか考えてみたい。
今年、ヒラメを釣った場所を思い出してみると、流れが出始めの場所や流れが絡む場所がほとんどであった。
以下で一部を紹介してみたい。
流れの出始め、終わりの場所
流れ始めや流れが終わる場所は、ベイトが姿勢を崩したり、建て直したりする場所になっていて、そこでヒラメなどは補食していると思っている。
なぜそこかというと、流されて来るベイトは逃げられないので、労力少なく、流しそうめんでも食べるかのように補食できるから。
流れが上の図の真ん中で巻いてるときなどは、そこにベイトが集まるとイメージしている。
ストラクチャー際
こういった場所では、流れが変わって渦を巻いたり、海草によって流れが穏やかになっている。
そういったところにベイトが流されてきたり、流されないように集まっているため、狙い目と感じている。
根掛かりに注意は必要。
まとめ
今回言いたいことは2つ。
①ベイトが入っていれば、ヒラメなどは狙える。
②ヒラメがいるなら、流れが変わる場所にいるはず。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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