ネッサXR106MHのインプレ

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タックルインプレッション

サーフの釣りは、遠投が基本と言われている。

今回は、強い向かい風や横風の中でも40gのプラグや50gのジグを全力で投げて、遠投したいと思って購入したネッサXR106MHのインプレをしたい。

基本情報

ネッサXRはサーフをやる人なら聞いたことがある、ネッサシリーズの上から3番目、下から2番目に位置するロッド。

下から2番目とはいえ、カーボンモノコックグリップやスクリューロックジョイントを搭載していて、お値段3万円位の、決して安くはないロッド。

重量的には、106MHで公称175g、怪しい秤で、172グラムとまあまあの重量だけど、半分ショアジギロッドでこの重量は軽いほうかな?

バランスがとれる位置は、カーボンモノコックグリップの影響もあると思うけども、グリップの遥か上。

脇に挟んでしまえば関係ないとも言えるけど、投げやすさには影響が出る。

ガイドは、ステンレスのようなので、ちゃんと洗わないと錆びてリセールバリューが下がるので注意が必要か。

なぜネッサXRなのか

スクリューロックジョイント

さて、ネッサXRを選んだ理由の大きな部分はスクリューロックジョイントが搭載されているため。

継部の固定力を高めつつ、外しやすさも両立した特殊加工の継仕様。ロッドを継ぐ際にひねると、ネジのように締め込まれることで固定力が高まり、継目が抜けにくくなります。外す際は反対方向にひねると固定を容易に解除できます。(ソルトロッドに採用)

シマノホームページより

こいつは、ジョイント部分を繋いだあと、捻って抜けにくくする、というもの。

実際にジョイント部分を観察しても、特段の太さの変化はないけど、挿入して、捻って見ると確かに抜けにくい。

サーフでキャストしてても、ずれる気配はあんまりないかな。

釣りにいけないときに素振りに使っているけれど、すっぽぬけしないため、より実釣に近い形に近い形でフォームを修正できていると思う。

オス側ジョイント部。ナナメの模様が入っており、これで固定していると思われる。かなりずれにくい。

ちなみに買うまで誤解してたけど、かっちりはまって動かない、なんてことはない。

過信しすぎると半端な継ぎ方をして、折れると思うので、注意は必要かな。

3本継ぎである

さて、サーフでヒラメを狙うのに使うロッドで、ジグが56gまで投げられるのは、ちょっと強すぎて、オーバースペック。

せいぜい深くて4mのところに50gのジグなんて使ってもすぐに着底してしまって釣りにならない。

他のサイトでは、真鯛や青物を狙うのに良いとされているくらいだし、それは承知のうえ。

一方で向かい風などの人にとってのタフコンディションでも、限られた休みに釣りをしたくなるのは、人情だよね?

また、なんやかんや理由を付けて海の近くに家族で出掛けたときに釣りが出来るようにロッドを積んでおきたいということもある。

おまけにホームサーフの近くには、激流で知られる新地町海釣り公園があるとなれば、サーフがダメなときにはそっちに顔を出したり、なんてこともできてしまう。

※メインロッドを車内に置いて行く場合は、車場荒らしに狙われないように服を被せてロッドを見えなくするなど、工夫が必要です。

そうなると、車に邪魔にならない仕舞寸法で、ある程度頑丈かつ投げられるルアーに融通がきく、ということが必要となる。

そういったことを考慮すると、ネッサシリーズと、ダイワのオーバーゼアAGSが候補にあがる。

しかし、ダイワのオーバーゼアAGSは、釣りの時の一手間を減らしてくれるスクリューロックジョイントに類似する機能は搭載されておらず、4万円台後半の価格からも候補から外れて、残ったネッサシリーズでFAとなった。

(どっちでもいい)カーボンモノコックグリップ

リアグリップをカーボン一体成型で中空構造化するという革新的なアイディアで、新たな高感度ロッドの歴史を創り上げたカーボンモノコックグリップ。従来にない情報伝達力を獲得し、かつてない軽さと感度を獲得しました。

シマノホームページより

軽くなるのは良いことだとは思う。

とはいえ、グリップ側が軽くなりすぎてバランスが取りにくくなっている。

より上位のロッドだとバランスまで考慮されているのかも知れないけれど、この価格帯では仕方ないかもしれない。高額ロッドが売れなくなるしね。

また、サーフで使うということは砂まみれになることと同じ意味であることから、握りしめる部分が傷が目立つ素材であることはいただけない。売値が下がるし、傷だらけでカッコ悪くなるじゃないか。

インプレ

固さ・投げ感

さてさて、まずは固さや投げ感からインプレしてみたいと思う。

MHなので相当固いかと思ったが、30g以上であれば、適度に曲がってくれてあんまり違和感はない。

飛びすぎダニエルの40g、モンスターショット105(40g)はしっかり曲げてのフルキャストが可能だし、巻いても負けてる感じはしないのでベストマッチだと思う。

一方で、サイレントアサシンの120シリーズなどはロッドが固く感じることから、20g台前半のルアーはさすがに曲がりが少なく、投げてもあんまり楽しくないかな。

キャストについて

キャスト時にテイクバックからキャストに移るタイミングで何回か捻れるような感覚もあった。

ただ単にキャストが下手くそなだけと言われれば、それまでなんだけど、あんまり気持ちよくはないかな。

また、最初は無かったが、40gのシンペンをキャストし続ける中で、噂のパキパキ音が聞こえてくるようになった。

音の発生元はリールシート付近だと思われるけど、大丈夫かこれ?

感度・巻き感

さすがにGクラフトTRシリーズとかと比較的すると、感度は落ちる。

それについては価格差も大きいし、重量級ルアーを投げて、カウントして巻くだけなので、問題なしと思う。

最低限必要かなと思うモンスターショットとかを巻いて、海草が引っ掛かってもわかるので、感度は悪くない。

また、40gのモンスターショットを1秒に1回転程度の速度だ巻いてみるとでティップが軽く入り、飛びすぎダニエルの40gでも、負けている感じはしない。

また、ワームでは、サリュー22g(ワーム込み実測28g)も曲げこんでのキャストが可能。

どっちかというとサーフで使うショアジギロッドかな、と思う。

逆風や魚が遠い時、青物が回って来ている時にはかなり活用できると思う。

魚が掛かったときも、40㎝程度のマゴチなら、ごり巻きして寄せても問題なし。

40㎝位のマゴチなら、ごり巻きであげても問題なし。

40㎝位のマゴチでは、竿が少し固いかな、と思ったけど、以外にもしっかり曲がってくれた。

皮1枚とかシビアな掛かり方をしたら、ばらしに繋がるとは思うけど、それ以外では安心感はあるかな。

ルアー釣り以外の活用

投げてて思ったのは、ライトな投げ竿の代用には十分と言うこと。グリップはダメになると思うけど、なんか巻いておけば大丈夫。

サーフで濁りが入ったときには、イシモチなんかも狙えるため、胴付き仕掛けとパワーイソメを準備したところ。

他にもルアーで疲れたら、天秤や中通しオモリを使ったキスなんかも有望かと思う。

ネッサXRの今のところの総評

いい意味で、エサでもルアーでも問題なしな、使い潰せそうなロッドかな。

また、意外にMHの固さでも魚が掛かってからもしっかり曲がるため、小物でも楽しめると思う。

パキパキ音の原因次第では、評価が変わるかもしれないけれど、今のところは保留。

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