穏やかな海。
波も静かで、空も広い。
正直、「今日は酔う要素がない」と思っていた。
それなのに、釣りを始めてしばらくすると、
強烈な眠気に襲われ、集中力が落ちていく。
気分転換のつもりで乗った船だったが、
中盤以降はほとんど寝て過ごすことになった。
釣果はあったが、どこか納得できなかった。
「これは、船酔いなのか?」
そんな疑問から、
自分の体験を振り返り、原因を調べてみることにした。
釣れているのに、耐えられない眠気
激務で残業が続いていた時期、
気分転換のつもりでマダイジギングにエントリーした。
釣果自体は悪くなかった。
それでも、序盤を過ぎたあたりから吐き気とともに強い眠気に襲われ、
中盤以降はキャビンで横になって過ごすことになった。
「情けない」「もったいない」
そんな気持ちばかりが残った。
別の日の釣行でも、似たような眠気が出た。
試しにラムネ菓子を口にすると、少しだけ楽になった記憶がある。
さらに、ラインブレイク後に下を向いて結束していると、
一気に気持ち悪さが強まることにも気づいた。
調べてわかってきたこと
あとから調べてみると、
船酔いは「揺れ」だけで起きるものではないことが分かってきた。
- 疲労や睡眠不足
- 自律神経の乱れ
- 空腹や低血糖
- 下を向く姿勢による視覚情報の混乱
これらが重なると、
揺れへの適応が一気に崩れやすくなるらしい。
実際、睡眠不足や疲労があると
自律神経の切り替えがうまくいかず、
乗り物酔いが悪化しやすいことが、医療機関の資料でも示されている。
https://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/yakuzai/data/77.pdf
また、低血糖状態では
強い眠気や集中力低下が起こることもある。
ラムネで少し改善した経験は、
偶然ではなかったのかもしれない。

船酔いしやすい人のためのチェックリスト
釣行前・釣行中に、次の項目を一度チェックしてみてほしい。
体調・生活面
- □ 前日に十分な睡眠が取れていない
- □ 仕事や私生活で疲労が溜まっている
- □ 朝食を抜いた、または糖分をほとんど取っていない(低血糖の可能性)
船上での行動
- □ ラインブレイクやノット結束で下を向く時間が長い
- □ガソリンのにおいや船の振動をダイレクトに感じる位置にいる
- □ 眠気を我慢して無理に釣りを続けている
対策としてできること
- □ 前日はしっかり寝る(これが一番効く)
- □ 釣行前・中に少量の糖分を補給する(ラムネ・飴など)
- □ ノットアシストなどの結束ツールで下を向く時間を短縮
- □ できるだけ水平線を見る時間を増やす
- □ 「今日は無理をしない」と割り切る
船酔い対策は「体調管理」から始まる
酔い止めを飲めば解決、
という単純な話ではないと感じている。
睡眠不足の状態で鎮静作用のある薬を使えば、
眠気だけが強く出ることもあるらしい。
船酔いは、その日のコンディションがそのまま表に出る現象に近いと感じた。
コンディションが悪くても釣りに行きたいときは、
下を向く時間を短縮を短縮するノットアシストツールなど
準備をする必要があると思う。
釣りを楽しむために
せっかく時間とお金をかけて海に出るなら、
「耐える釣り」にはしたくない。
釣りの腕以前に、体調を整えることも立派な準備だと思う。
船酔いしやすい人ほど、
・睡眠
・食事
・疲労
この3つを軽視しないほうがいい。
それだけで、同じ海・同じ船でも、満足感は大きく変わる。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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