釣りは好きだが、正直“魚を持って帰る工程”は毎回ちょっと憂うつだ。
実際、ヒラメを持ち帰ったときは
ぬめりが強くて下処理しにくく、さばくのも一苦労だった。
また、ぬめりが出にくいはずのシーバスでも、
帰宅後にさばくときにひれがヌルついたり、
家族からくさいいというにおいのクレームが入ったことがある。
「釣るまでは楽しいけど、その後が大変」
そう感じたことがある人は、少なくないはず。
釣った魚、スーパーの魚より扱いにくくありませんか?
スーパーで売られている魚は、
- ぬめりが少ない
- においがそこまで気にならない
- 手で持っても滑りにくい
一方で、釣った魚は、
- 触るとぬめる
- クーラーボックスが汚れる
- 家に着いた頃には独特のにおいがする
同じ魚なのに、なぜここまで違うのか。
ここを理解しないまま「対策」だけしても、うまくいかない気がしていた。
そもそも、魚のぬめりはなぜ発生するのか
魚の体表のぬめりは、汚れではありません。
主成分はムチンと呼ばれる粘液成分で、魚にとっては重要な防御機能とのこと。
- 体表を守る
- 病原菌の侵入を防ぐ
- 水中での抵抗を減らす
つまり、魚種によって程度は異なるが魚にぬめりがあるのは正常ということ。
なぜ、死んだ魚のほうがぬるぬるするのか
いろんな情報を調べてみると、魚は死ぬと、
- 粘液の調整機能が止まる
- 体表の細胞が壊れ始める
- 雑菌が一気に増えやすくなる
この結果、
粘液+細胞成分+雑菌が混ざり、
不快なぬめりへと変わっていくらしい。
スーパーの魚が扱いやすいのは、
下処理と低温管理が徹底されているからだろう。
ぬめりと「におい」は別物ではない
ここも重要なポイントで、魚のにおいの主な原因は、
雑菌によるぬめりを分解するときの臭いとのこと。
- ぬめり自体が臭うわけではない
- ぬめりが雑菌の温床になることで、結果的ににおいが出る
つまり、
魚を雑に扱う
→ 雑菌が増える
→ においが強くなる
という流れ。
ぬめり対策は、そのままにおい対策にもつながる。
冬の間に「正しい持ち帰り方」を整理することにした
オフシーズンで時間がある冬のうちに、
一度きちんと「持ち帰り方」を整理しようと思った。
正直に言えば、
この記事の内容は、まだすべてを整理・実践しきれていない。
ただ、
- なぜぬめりが出るのか
- なぜにおいが残るのか
を理解したうえで整理した内容なので、
今後の実釣で検証しながらリライトしていく前提だ。
持ち帰り方の基本は「きれいにする」ではなく「悪化させない」
釣った魚の持ち帰りで大切なのは、
その場で完璧に処理することではなく、状態を悪くしないこと。
① 触りすぎない
触るほど、
- 体温が伝わる
- 雑菌が付く
ぬめりが出てきた魚を何度も触ると、
一気に状態が落ちる。
② 低温をキープする
低温に保つことは必須。
- 雑菌の増殖を抑える
- ぬめりの変質を遅らせる
これまで行ってきた
保冷パック+追加の氷という方法自体は、
少なくとも、何も考えずに放置するよりはずっといいし
方向性として間違っていないと思う。
ただし、
- 魚を真水に浸けない
- 冷やしすぎて凍らせない
この点には注意が必要。
③ 現場で完璧を目指さない
現場で、
- ぬめりを落とそうとする
- 何度も洗う
必要はないし、無理。
やるべきことは、
家まで、状態を悪化させずに持ち帰ること
下処理は、時間と設備がある場所で行ったほうが安全で、結果も安定する。
ぬめりに気を取られると思わぬトラブルも
ぬめりが強いと、
- 魚が滑って落とす
- ヒレやエラで手を切る
- 包丁が滑ってケガをする
といったトラブルにもつながる。
「おいしく食べる」以前に、
安全に扱うためにも、ぬめり対策は重要。
きれいに持ち帰ることは、結果的に「おいしさ」につながる
ぬめり対策、におい対策の最終目的は、
- クーラーボックスが汚れない
- 片付けが楽
- 家族から文句を言われない
そして何より、
釣った魚を、ちゃんとおいしく食べること。
釣りというアクティビティを楽しみ、
最後まで気持ちよく終えるために、
持ち帰り方も少しずつ見直していこうと思う。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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