【トラブル防止】密巻き搭載リールの取り扱い

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釣り

21ツインパワーXDを購入する前に、22ステラを購入していた。

22ステラはシマノリールではだいぶ久しぶりに密巻きが搭載されたものの、キャスト感が素晴らしい一方で、密巻き非搭載リールに比べてトラブル発生頻度が高い印象がある。

トラブルの原因はキャスト時のライントラブルが大半で、いろんな媒体のレビュー24ツインパワーでもライントラブルが発生していることから、密巻きの影響が少なからずあると思われる。

今回は、トラブルの原因が分かりにくい密巻きリールを扱うにあたり、必要な取り扱いを紹介してみたい。

なぜトラブルが発生するのか?

密巻きリールでトラブルが発生するときのパターンは大きく分けて2パターン。

  • ラインがスプール外の変なところに巻かれている
  • スプール上のラインが浮いている

この2パターンのうち、前者はこれまでのリールでもライントラブルが発生しており、後者は密巻きリールで強風の他に波に影響や軽量ルアーの使用でそれなりに発生する印象がある。

これまでのリールでトラブルが起きにくかったのは、クロスラップ方式といって、極端に言えばバッテン形状にスプールに巻かれるため下のラインが浮ついても抑えられる形になっていたため。

対策1:ラインテンションをしっかり掛ける

まず購入してすぐラインを巻くときにテンションが緩いとラインが浮いたり、下のラインが緩いと密巻きの形が崩れて下のラインを引っ張り、ライントラブルに繋がる。

このラインテンションが緩いパターンはラインスラッグを出しながら、連続ダートするような釣りでも発生するし、シンペンをスロー巻きする際にも気を付ける必要がある。

ラインテンションを維持したリフトアンドフォール程度なら問題なしなので、モンスターショットシリーズが使いやすいかな。

対策2:ラインスラッグを出さない(サミングもしっかりと)

テンションがかからないまま、リールに巻き取られたラインがトラブルの原因であるので、ラインスラッグは天敵。

そのため、強風時や波にラインが取られるタフコンディションの時には密巻きリール自体が使いにくい。

なお、好天時もできるだけラインスラッグを出さないよう、しっかりとサミングし、ラインメンディングする必要があるため、密巻き搭載リールは初心者には使いにくいだろう。

全てはラインスラッグやテンションの抜けが悪いのだ…。

対策3:細すぎるラインを使用しない

密巻きリールは並行巻きに近い形でラインが巻かれていくため、ドラグが強い状態で細い糸を使うとラインテンションが強めにかかったときにスプールに巻かれているラインに巻き取りラインが食い込む可能性がある。

もともと細い糸を使用しているときに引っかかるのは致命的で、ラインブレイクかラインにダメージが入ってしまう。

密巻きリールにはどんなルアーが使いやすいか

こんな感じの密巻きリールなので、使いやすいルアー、使いにくいルアーが明確に分かれる。

サーフで主に使用されるルアーは使いやすい部類ではあるんだけれど、トラブルが起きないわけではない。

正直に言うと、投げて速めに引いてくるだけならどんなルアーでも相性が悪いわけではない。

サーフでノーマルギアかつプラグをスロー巻きするなどの特殊な使い方をする場合はふわっふわに巻かれてライントラブルに繋がるため、特殊な使い方をする方はクロスラップ方式のリールを使った方が良いと思う。

ということで、使いやすいルアーを紹介してみる。

メタルジグ

重量で飛ばして、フォールが速く、ラインスラッグが出にくいメタルジグは使いやすい。

サーフで使うメタルジグなら、ドラッグメタルキャストがオススメ。

と言いつつぶっちゃけ、メタルジグならサミングさえ気を付ければ、荒れていても密巻き非搭載リールと同じように使える。

そういう意味では、ドラグをきちんと設定するか細いラインを使用しなければ重いジグを使用するオフショアジギングなら問題なし。

ワーム(非ダート系)

ラインスラッグが天敵である以上、スイミング系のルアーは相性が良い。

風、波、ルアー重量のバランスが取れていないとあっという間にライントラブルに繋がるけれど…。

PE1号、20gあれば、荒れている環境以外は何とかなるはず。

ワームならサリューやVJなどサーフ一般で使われるものなら問題ないかな。

シンキングミノー

沈みやすいシンキングミノーはサミング、フォールからの巻き上げで比較的使いやすいが、波の影響を受けやすい軽量なフローティングミノーは正直使いにくい。

ただ巻きするだけなら問題ないけれど、その場で浮かしたり、スローで巻いたりするとライントラブルに繋がる可能性が爆上がりする。

シンキングミノーならオススメはもちろんサイレントアサシン140S。

まとめ

密巻きリールをトラブルレスで使うのであれば、ラインテンションの管理が重要で、強風や波が高い悪天候では使いにくい。

リールの基本的な使い方ができていないと扱えないという話もあるけれど、トラブルの原因を見れば納得できる話であると思う。

ただ、いつもいつでもだれでも使えるというわけではないため、汎用リールの立ち位置としてはどうなのかなと思う。

そういう意味では、密巻き非搭載のリールが汎用性の面では最強で、2024年現在は21ツインパワーXDが最も上位のリールになる。

密巻きがキャンセルできる、もしくはステラSWに搭載された2スピードオシレートが汎用リールに搭載されればよいのだけれど…

釣り具メーカーの販売戦略としては、密巻き非搭載リールで扱いを覚えてもらってステップアップ買い替えでお金を落としてもらうというのは正しいのかとは思うけれど…

もやもやする気分を残しつつ、今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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