今年1年の釣り費用を振り返って、「今を豊かにする投資」を考えた

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釣り

前回の記事では、今年1年で釣りにかかった費用を振り返り、トータルで約27万円という数字を見て、あらためて自分の趣味との向き合い方を考えてみた。

決して安い金額ではない。
ただ、サーフやオフショアで過ごす時間、仕事や日常から一度距離を置けるあの感覚を思い返すと、「無駄だった」「使いすぎた」と切り捨てられるものでもなかった。

だからこそ、釣りを我慢するのではなく、お金との付き合い方そのものを見直す必要があると感じた、というところまでを書いた。

今回はその続きとして、「今を豊かにする投資」とは、私の中でどんな意味を持つのかを整理してみたい。

「今を豊かにする投資」が、正直よく分かっていなかった

正直に言うと、これまで私は「今を豊かにする」という言葉を、あまり深く考えたことがなかった。

投資といえば、

  • 老後のため
  • 子供の教育費のため
  • 将来の安心のため

といった、将来に備えるもの”というイメージが強く、「今」と結びつけて考える発想が抜け落ちていたように思う。

それでも、今回あらためて考えてみると、「今を豊かにする」を意識することは、今を楽しみながら、将来への備えも両立させるために欠かせない視点だと感じた。

私なりに言葉にすると、投資で資産を増やすことだけに集中しすぎず、将来へ送るお金と、今使うお金のバランスを取ること。

これが、今の自分にとっての「今を豊かにする投資」だ。

積み立て投資を続けても、今の満足度は高くなかった

これまでの私は、積み立て投資を中心に、「できるだけ早く、できるだけ多く入金する」ことを重視してきた。

複利を最大化するという意味では合理的だし、考え方としては間違っていない。

ただ、その一方で、

  • 節約を優先する
  • 多少の不便には目をつぶる
  • 欲しいものを後回しにする

そんな生活が当たり前になり、今の生活の満足度は、正直そこまで高くなかった。

将来は安心できるかもしれない。
でも、「今を楽しめているか?」と聞かれると、どこか引っかかるものがあった。

「もう十分かもしれない」と思えた瞬間

考え方を変えるきっかけになったのは、自分の中で目標としていた資産額を超えたことだった。

具体的な金額は伏せるが、そのラインを超えたことで、このまま同じペースで投資を続けていけば、老後に対する大きな不安は減らせる、という見通しが立った。

そこで初めて、「将来に送るお金は、ある程度ここまででいいのではないか」と考えるようになった。

それ以上を積み上げるよりも、今を楽しみ、生活の快適性を上げる方向にお金を使うほうが、人生全体の幸福度は高くなるのではないか。

そんなふうに、少しずつ考え方が変わっていった。

NISAは「今を安心して楽しむための仕組み」

この考え方の中で、NISAはとても分かりやすい存在だった。

私にとってNISAは、将来に対する備えを「見える形」にしてくれる装置のようなものだ。

「最低限、これだけは積み立てている」という事実があるだけで、今使うお金に対する罪悪感や不安は、かなり小さくなった。

そして、そのNISAで選んでいるのが、全世界株式に投資するインデックスファンド、いわゆるオルカンだ。


オルカンを選んだ理由は「考えなくていい投資」だった

オルカンを選んだ理由は、とてもシンプルだ。

  • 世界中に分散投資できる
  • 特定の国や企業に賭けなくていい
  • 自分で考え続けなくても成立する

つまり、「考えなくていい投資」に一番近いと感じたからだ。

過去に個別株に手を出したこともあるが、値動きが気になり、生活の中で投資が占める割合が大きくなりすぎてしまった。

仕事中でも値動きが気になり、ニュースを追い、決算を確認し、投資が生活の中心になってしまう感覚は、正直、長く続けられるものではなかった。

増えるかどうか以前に、「投資が生活の中心になってしまう」感覚が、自分には合わなかった。

その点、オルカンは世界経済全体の成長に、静かに乗っていくイメージに近い。

全世界株式に投資できる商品はいくつかあるが、私が選んでいるのが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)だ。

理由はシンプルで、
・分散が効いている
・低コストで
・長期で持ち続けやすい

何より、「これ以上考えなくていい」と思えたことが大きかった。

細かい判断を減らし、生活や趣味を優先しながら続けられる。今の自分には、それがちょうどよかった。

投資は、生活と趣味を支える「裏方」でいい

今の私にとって投資は、人生を一緒に歩いていく、お金の面での“相棒”のような存在だ。

過度に期待せず、過度に不安にならず、好調なときも、不調なときも、淡々と付き合っていく。

投資が主役になるのではなく、生活や趣味を支える裏方でいてくれればいい。

それくらいの距離感が、今の自分にはちょうどいいと感じている。

釣りを我慢しないために、投資の考え方を変えた

釣りに使ったお金を振り返ったことをきっかけに、
私は「投資=将来のため」という固定観念を、少しだけ手放すことにした。

将来への備えは大切にしつつ、
今を我慢しすぎないこと。
今を楽しむための土台を作ること。

それが、私にとっての「今を豊かにする投資」だ。

次回は、
この考え方をもとに、実際にどんな投資方針・金額感でNISAと向き合っているのかを、もう少し具体的に書いてみたい。

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