サーフで遠投して魚を狙うとき、どんな状況でも使いやすいルアーの一つにメタルジグが挙げられる。
そんなメタルジグの中で、700円代で購入かつ飛距離が出るために使用頻度が高いDUOの【ドラッグメタルキャスト】を紹介したい。
ドラッグメタルキャストの概要
ドラッグメタル…。
Duoが販売するメタルジグで、ショットやらスリムやらかなりのシリーズがあり、当然のようにTGシリーズも発売されている。
その中でも定番というかおそらく最初に発売されたのがこのドラッグメタルキャスト。
このドラッグメタルキャストが良く飛び、よくアクションしてよく魚が釣れることから、アングラーを釣るために派生形が各種生まれている。
ドラッグメタルTGやドラッグメタルフォースというモデルも発売されており、オフショアの真鯛狙いなどでは結構評判が良いようだ。
少なくとも2020年には売られていたから、こいつも時の試練に耐えているルアーといえる。
ウェイトは15gから40gまで展開されており、堤防からサーフまで幅広く使用することができ、カラーが豊富に揃えられているため、どんなシチュエーションにも対応可能。とはいえ、さすがに真夜中で常夜灯なしだとアピールが不足するかも…。
15gだと、エギングロッドでも軽々しゃくれるため、堤防からのショゴ狙いにもばっちり使用できるね。
ドラッグメタルキャストの長さと厚み
サーフで使用頻度が高い30g、40gのスペックを見てみると以下のとおり。
どちらのサイズも厚みがある。
良く言えば小さくまとまっており、悪く言えばずんぐりむっくりしている。
使用感は?
ドラッグメタルキャストの使用感としては、小粒でまとまっているため飛距離が出しやすい。
また、厚みがあることに加えてフロントからリアまでの長さが短く、表面積が小さいため、風の影響、流れの影響を受けにくい。
そのため、他のジグに比べて素直にフォールするため、荒れているときは特に使用しやすいと感じる。
しゃくったときの動きも素直で、ロッドワークに合わせて適度な距離を動いてくれるため、水深があるときにしゃくりあげるような使い方は使いやすい。
ただ巻きはずんぐりむっくりしてるためか、そこまでブリブリ泳ぐというわけではない。
そのため、水深が浅くなる最干潮付近はボトムを擦ってしまうため使いにくく、使うとしても掘れていて水深が確保できるような場所になる。
自分のメインフィールドである相馬から仙南サーフでは30gで十分で、早くフォールさせたいときや潮の流れが強い時は40gがメインになると思う。
スイミングをメインにするジグなら、よくテールを振ってくれるこちらを選ぶかな。塗装が弱いので注意が必要だが。
塗装の強度は?
塗装の強度も強く、砂利サーフや岩礁帯でボトムバンピンクするとかしなければ、丸ハゲにはならない。
表面がはげても白い下地は結構残るので、マーカーとかで色を塗ればOK。
色を塗るなら、マーカーに比べて塗りやすく、キレイに塗れるイレグイマーカーがオススメ。
使い方は?
ドラックメタルキャストのサーフでの使い方は、流れが変化しているところでのボトムバンピングがメイン。
ただ巻きに反応しない魚がいないか確認する用途に使うことが多く、縦方向の誘いで結構ヒットを誘えたりしている。
小粒でしゃくったとしても素直に反応するうえに、魚も縦方向の誘いに反応することが多いので、ここぞというポイントでは非常に使い勝手が良い。
そのため、いろんなブログではただ巻きでも、と記載されているけれど得意とするアクションはボトムバンピングなどの上下の誘いであると感じている。
また、フォールが早いため、ジグサビキとの相性が非常に良く、ベイトチェックやボウズ逃れには最適。
ボウズ逃れに使うならジグサビキはSサイズで十分で、堤防や凪のサーフで使用するならより軽量なモデルを選択するとよい。
飛距離は?
サーフでの飛距離は、30gでシーバスロッドのМクラスロッドの適正パワーを引き出せれば、ラインマーカー計測で、大体100mを超えるくらい。
小粒だから、風の影響を受けにくいのか、向かい風でも飛距離はそこまで変わらない印象。
NHパワーで40gをキャストすると、110メートルくらいの飛距離は出る。
蛇足(思い出話)
サーフからヒラメを狙い始めて、初めてヒラメサイズを釣ったのは、このドラッグメタルキャスト(30g、サバカラー)。
当時はサーフを始めたばかりで、ヒラメを狙うノウハウなんかがなかったため、某有名ブロガーの記事を参考にプラグやらスプーンやらで底をスローに探っていた。
んで、あまりに釣れなくて、半ばやけになってルアーケースに入っていたドラッグメタルキャストを投げてしゃくってたら、ヒラメがヒットしたというわけ。
そのため、しゃくりやすいロッドで、地形変化を狙っていれば、初心者でもそのうちヒラメが釣れると思います(無責任)。
オチのない蛇足でしたが、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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