【インプレ】バイブレーションジグヘッド(VJ)の話

本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

釣り

サーフで使用するワームにはいろんな種類がある。

今回はいろんな種類があるワームの中から、シーバスの餌ともいわれるコアマンのバイブレーションジグヘッド(以下「VJ」という。)の使用感などを紹介をしたい。

なお、今回はサーフでの使用感で、水中での動き、メーカーの財務状況などは推測が含まれるため、ご留意くださいm(__)m

※定価は1,650円です。

VJとは?

コアマンが発売しているジグヘッドとワーム。

サイズ展開は12g、16g、22g、28gの4種類あり、ワームのカラーも26色と豊富に展開されている。

遠浅サーフで使用するにあたっては、軽いと流されるため、22g以上になるかと思う。

流れが薄い日本海側では12gや16gも対象になるのかな。

波打ち際では、ヘッドの形状からかバイブレーションを使っているかのような振動があるため、ワームの柔らかさと合わせてただ巻きでも魚へのアピールは大きい(その分スレやすい)。

VJの特徴

ジグヘッドとは言いつつ、ワームの中に大きなシングルフックを通す一般的なジグヘッドとは異なり、ヘッドにつけられたネイルでワームを固定する。

比較的対象は静ヘッド14g。フックやキーパーで固定されている長さには1センチくらい差がある。

そのため、ワームを固定する範囲が狭く、ワームの特徴である柔らかさを最大限に発揮することが可能。

一方で、デフォルトのフックは#10とサイズが小さいため、サーフで使うなら交換推奨。

ちなみに上の写真のフロントフックは他のルアーから外した#6くらいのフックでリアががまかつの徳用SP-MHの#4。

デフォルトフックでも使えないわけではないんだけど、針掛かりが悪くなる。

通常のジグヘッドでもフックを折ってワームキーパーだけにすれば同じ効果を得ることができるけど、フックセッティングには工夫が必要。

ワームについて

ワームのサイズは75ミリと90ミリ、110ミリの3つでシャッドタイプ。

サーフなら90ミリか110ミリかな〜。

カラーは豊富なので好きなものを選べば良い。

個人的には、ピンクパール、パニックグリーンあたりのカラーが好きかな。

飛距離について

さて、サーフで使うとなると気になるのは飛距離。

どんなにワームの動きが素晴らしくても、探れる範囲が狭くなると出番が少なくなるのがサーフルアーの特徴。

このVJはシーバスロッドのMクラス、22gで60~70m程度は飛んでいるのでまあまあといったところ。

…移動重心なしで70mとか化け物ものかな?

ロッドアクションへの反応

ロッドアクションへの反応については結構素直で、リフトした分だけ上がってくれる印象がある。

遠投して引いてきて、ブレイクにぶつかったらリフトすると結構素直に離陸してくれるので、出番が多い。

風への強さ

ワームを使用していて気になるのが、風への弱さ。

ジグヘッドの重さが軽い場合、横風が吹くと途端に飛行姿勢が崩れて飛距離が落ちる傾向にある。

このVJについては、そうではなく風速7mの横風でもそこまで流されず、飛距離を落としつつ期待していた飛距離をだしてくれた。

おそらくその風への強さは、ワームの長さが要因となっている。

ヘッドの重量に対して、ワームが短いため、風の影響を受けにくいのであろう。

VJの弱点

風に強く、飛距離が出るVJにも弱点がある。

塗装の弱さ

底を狙うサーフフラットの特性から半ば仕方ない部分もあるけれど、しばらく使っていると塗装が剥げてくる。

下地がなく、鉛に直接塗装が乗っているのか、塗装は弱い。

下地が薄いのか、塗装は弱い。塗装が剥げても使えはするけれど…。

実際のアピールはワームが行うことはわかっているけれど、なんとなくテンションが下がってしまう。

フック交換か必要

VJ22はデフォルトで#10のフックが装備されている。

サーフで使用しているフックが#4程度であることを考えると、非常に頼りない。

それでも先の1枚は#10のフックであげたけれど、ランディングと同時にフックが外れているし、頼りないことに変わりはない。

サンデーアングラーであれば、僅かな釣行時間の貴重なバイトをものにすべく、適正サイズのフックを使いたいところ。

ヘッドへのスナップの通しにくさ

このタイプのジグヘッドにありがちなのが、ヘッドにスナップを通しにくいということ。

ルアー交換くらいはテンポ良く行いたいアングラーにとって、かなりイライラポイントかと思う。

スーパースナップの#2は慣れなければすんなり入れることはできないので注意が必要。

その分、アクションは良いんだけどさ…

販売数の少なさ(ネットでは入手が難しい)

このVJ、ネットでは入手が難しい。

釣具屋では普通に定価で売っていることもあるけれど、Amazonでは転売ヤーが1割増以上の価格で販売していることもある。

なお、定価は1,650円であるので、それ以上は転売ヤーの存在を疑うべきであろう。

販売数の少なさは、おそらくだけれど、メーカーの体力の関係で発注できる数が限られているためと思われる。

流石に非上場企業の財務状況は確認できなかったから、推測でしかないけどね。

ダイソーVJ(DJ)の存在

さて、VJに触れるのであれば、これに触れないわけには行かないものとして、ダイソーVJがある。

何かというと、100円ショップで有名なダイソーが発売しているジグヘッドで、重量含めてVJに酷似しているルアー。

1個200円ではあるけれど、色々な媒体で釣果報告があるので、性能はほどほどいいようだ。

安けりゃ良いのか?

このうにぼうず、釣り以外についてはケチなつもり。

安けりゃ良いの精神はあるけれど、これはいただけない。

これは結構大きな問題で、突き詰めるとどこまで知的財産を保護するかという問題になる。

メーカーの体力がなくて数量を揃えられない場合、名作を開発してもガワをまねられて、結果として良いルアーの製造・流通がなくなる危険性もある。

こういった模倣ルアーの存在もメーカーの体力を削ぐことにつながっているのかもしれない。

総評

VJはサーフでも使用できるし、使いやすい。

しかし、ワームカラーやフックサイズからはじまり、模倣ルアーの問題まであり、色々と考えさせてくれるルアーであることは間違いない。

その辺を踏まえて使いこなせたとき、アングラーとしてのレベルが上がっていると思わせてくれるルアーだと思う。

今回はここまで。

最後お読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました