オフショアでの釣りを初めて行う場合、多くの場合は乗り合いの船に乗船することになると思う。
他の釣り人と同乗することになるため、他の人と使用しているタックルやラインが異なり、お祭りなどのトラブルを起こすという話がある。
今回はそんなトラブルを避けるために、初心者がどんなタックルなどをそろえればよいか紹介していきたい。
まずは道具立て
釣りというとまず思い浮かぶのはロッドとリール、そのあとはルアー、ライン、フックなどなど…
時期に応じてウェアなども考慮する必要があるけれど、まずは大物から片付けていこうと思う。
ロッド
まずはロッド。
いろいろ調べてみて、ルアー負荷が100gまでのこちらを選択。
シマノ派だし、スピニングはこれで良し。
ジギング用ではあるものの、20gからのルアーが使用できるため、キャスティングタイラバにも使用可能。
ベイトは、以前オフショア太刀魚に誘われた時に購入したこちら。
太刀魚の時も太刀打ちできたし、何とかなるやろ。
一本でいろんなことができるクロスミッションが気になるけれど、塩梅がわからないうちは手が出せないな~。
ロッドスタンド
ロッドを複数持ち込む時には、使っていないロッドを立てておくために、ロッドスタンドが必要。
ロッドスタンドはタックルボックスにつけられるタイプがあると、船に持ち込むまでの運搬にも便利。
メイホウのタックルボックスを使っていれば、外付けのロッドスタンドが安くてしっかり固定できてよい。
釣行中にルアーを交換するときに、タックルボックスのロッドスタンドを使っても良いけれど、釣り座の関係で使いにくい場合もあるし、船べりに設置するものもあるとルアー交換の際にすごく便利。
船べりに設置できず、使えない船もあるので注意。
リール
リールもいろいろあるけれど、スピニングはサーフで使っているツインパワーXDをラインごとまるまる流用。
釣れる魚が大きいし、巻き上げパワーがあるノーマルギアやハイギアもいいのかな?
ベイトは太刀魚の時にロッドと合わせて購入したこちら。
カウンターはないけれど、相馬沖ではそこまで深場はないから、ラインマーカーで把握すればよい。
ライン
ラインはいろんな方に聞いてみると、PE1号で良いらしい。
消耗品であるため、四本編み(X4)でもよいとの話を聞いた。
安物のPEは太さが異なることもあるので、お祭り防止を考えるとメジャーなPEが良い。
グをアンダーハンドキャストする場合もあるので、変なPEは使わない方が良いと判断して、ベイトは太刀魚の時に購入したよつあみのアップグレードX4。よつあみ製品であれば、まあ間違いはないだろう。
スピニングはほつれなどを確認してサーフで使用しているPE1号をそのまま使用。
色落ちして見づらいけれど、ボトムまで落として巻き上げるだけなので問題なし。
ルアー
いろいろ調べてみると、タングステン、グリキンのできるだけ小さいジグが良いらしい。
相馬沖の場合、砂地で20~30mで60g程度があれば勝負になるらしいので、その辺を中心に準備。
流れが速い場合は60gでは不足することもあるだろうから80gも準備しておく。
TGベイトはオススメされるけど、タングステンだから高い💦
フックなしの方が300円くらい安いけれど、アシストフックの長さを調べたかったので、フック付きを購入。
バイトリーダーをつけていても牙でかなり切られる太刀魚では高すぎて使えないな~。
これなんかも良いらしいから、タングステンは秘密兵器、こちらは通常兵装扱いで使用してみたい。
サーフでは、グリキンは濁りや朝方に良いとされるけれど、水深があるから底付近では緑っぽい方が視認性がいいのか?
その理屈なら、ナイトゲームで多用するチャートカラーは視認性の観点では最強となるけれど、どうなんだろう。
チャートカラーのジグがないと思ったらあったよ!
TGベイトより高いけど…💦
あとは、旗がついてるこれは面白いので、採用。
タイラバのスカートみたいにして、自作のアシストフックにも応用してみよう。
ホワイトあたりで、太さの差をつけてやればシラスに見えないこともないかな?
タイラバも持っていくこと
先日、オフショアに出た際、タイラバにしか反応しない日があるとのことを船長から聞いた。
その際もタイラバへの反応が良い日で、60オーバーのマダイやらワカシなどが釣れている環境であったが、ジグへの反応も薄い日であった。
幸い、1個だけ持っていたタイラバで釣果は得られたけど、持っていなければボウズだったかも…。
3個ぐらいはタイラバも持って行った方が良い。
とりあえずはこの辺を持っていく。
フックはルアーとは別に調達
オフショアジグなどを見ていて驚いたのは、フックを別に購入するケースが多いこと。
フックサイズは、既製品でフック付きで売られているものもあるので、それを参考に店舗やネットで探すことに。
サイズ的には#10程度が多いのかな~。
ばら売りのフックを購入して、自分でアシストフックを作成すれば節約になるけど、それは標準形を知っていればの話。
とりあえず、初心者のレシピとしてメモしておく。
- フック:#10,#11
- アシストライン:ソフトタイプ
- セキ糸:なんでも
- 溶接リング:#4
- スプリットリング:#3
ボビンホルダーはなくても良いけれど、あるとアシストフック作成の快適さが段違いなので、購入をお勧めします!
タックルボックス・クーラーボックスを用意
タックルボックス
オフショアで使用するルアーは重量級であるため、タックルボックスの持ち込みは必須。
メイホウのランガンボックスにロッドスタンドをつけて持ち込んでいる。
ロッドスタンドにドリンクホルダーを設置可能と拡張性が高く、かなり便利。
クーラーボックス
クーラーボックスは35Lのものを使用している。
釣り物によって大きさを変えるようになるけど、マダイであれば35Lでよいかと思う。
また、クーラーボックスを選ぶ際に、キャスターがあるかどうかを決めることが重要で、ちゃんとメンテナンスできるならキャスター付き、そうでないならキャスター無しが良いかと思う。
一つ注意なのが、(大概の場合そうはならないけど)魚を満載した35Lのクーラーボックスを手で運ぶのはなかなかキツイということ。
そのため、素直にキャスター付きのクーラーボックスを選んだ方が良いと思う。
あと氷を忘れずに。
ちなみにクーラーボックスの中に飲み物を入れる場合は、きれいにした水汲みバケツの中に入れておくと魚と分離できてよい。
ウェアの用意
大物の用意が終わったので、ウェアを用意。
海の上の暑さ・寒さはショアより応えるとのことなので、より温度差に対応できる装備にする。
足回りはなかなか悩ましいところであるけれど、濡れても良い長靴で決まり。
雨の日とオフショアはゴム長が安くて最強と思っている。
万が一、足にルアーがぶつかってもケガをしなくて済むのは大きい。
加えて、ライフジャケット、帽子、ネックウォーマー、偏光グラスは必須。
ライフジャケットは法律上必須で、桜マークのタイプAを選ぶこと。他の装備はあると快適で、最悪ルアーがぶつかってもダメージは減らせる。
その他の準備物
釣りに直接関係なくとも、準備していると捗る、というより釣りにならなくなる物品を紹介するよ。
本当に釣りにならなくなるので、準備を怠ってはいけない。
アネロンは必需品
オフショアで懸念されるのは船酔い。
せっかくの休みに釣りに行って、ぐったりとはしたくないはず。
そのため、船酔い予防にアネロンは必ず準備しておく。
気持ち悪くなってから飲んでも効くので、船に乗る30分くらい前に飲んで、予備に1錠持っていくとよい。
アネロンが効かない人がいるらしいので、その場合はトラベルミンが良いらしい。
幸い私はアネロンが効くので、その辺は未検証。
水分
オフショアの釣りは半日以上も船の上にいることになるので、水分は多めに準備しておく。
幸い、飲料の賞味期限は長く、使用しなかったら次回に回せるので、ケチってはいけない。冬でもね。
クーラーから出すのはだるいので、タックルボックスを拡張してペットボトルを配置できるようにすると便利。
食料
朝早くに出発するオフショアの釣りでは、当然釣りをしていて腹が減る。
その際に何を食べるかは人それぞれではあるけれど、食べないと低血糖でふらふらになって危ないので、食料も忘れずに持ち込む。
脂っこいものは船酔いを誘発する危険があるので、おにぎりや菓子パン、カロリーメイトなどのスナック菓子程度にしておくのが無難。
お弁当はごみになってもかさばるので、お勧めできない。
とりあえずはこんなところかな。
ちなみにすべてそろえると大体5~7万円程度かかると思うので、これから始める人は注意。
ちなみに船代は5000円から1万円オーバーくらいが福島県だと多いようだ。
サーフの釣りが修行やドMなら、オフショアの釣りはブルジョアの釣りだわ…
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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