20ツインパワーのボディカバーを紛失して、ついでにオーバーホールに出したため、手元にXGのリールが無くなってしまった…
ノーマルギアのステラがあるから、使っていた。
しかし、ツインパワーは戻ってこないし、ヒラメの活性が上がって来ていることもあり、早巻きしたいこともあったので、使わない釣竿を売って、その金で21ツインパワーXDを購入。
そんなわけで、今回は21ツインパワーXD4000XGのインプレをしてみます。
いまさらって言わない!
21ツインパワーを選んだ理由
大きな部分は、マグナムライトローターがあって、インフィニティループ(密巻き)が無くて、ほどほどの剛性感を求めたため。
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マグナムライトローターって?
左右非対称のローター構造を採用し、操作性と感度の向上を求めて、異次元の回転軽さを実現したマグナムライトローター。さらにラインローラーの軽量化、ベールのチタン化、ローター肉厚の最適配置を行い回転慣性の低減に成功しました。
シマノ公式より引用
要は、回転を軽く滑らかにするためにローターの軽量化とパーツを軽量化しました、ということ。
マグナムライトローターではない20ツインパワーと比較すると大きく肉抜きされており、軽量化されている。
肉抜きされたローターの軽量化により、定速でローターが回ろうとする力(慣性力)を小さくして、感度をあげているだろう点が気になっていた。
ほどほどの剛性感
サーフの釣りでは、横ヨブや引き波などの流れの中にルアーを通すことがあり、軽量化されまくっているクイックレスポンス系のリールは強い引き波に耐えられるのか、耐久性の面で使用が怖い部分があった。
この点で、21ツインパワーはローター以外はツインパワーと構成が同じということで、剛性もあると見込んでおり、ローターが釣り味がどう変わるかを確認したかった。
インフィニティループが搭載されていない
インフィニティループ、いわゆる密巻きが搭載されていないことを条件としたのは、横風や向かい風、波が荒れているときも使用したいと考えていたため。
22ステラを使用していて、風が強いときや波が荒いときにフローティングミノーや軽量ルアーをラインスラッグを出しながら使用した場合、ライントラブルに繋がる傾向があった。
21ツインパワーには、真冬を含めた荒れているときにも使用できることを目的として、非搭載モデルを選んだ。
デフォルトでラウンドノブが搭載
4000番のリールを買う場合、通常はT型のノブがデフォルトになっている。
手が大きいため、リールを巻くときに巻きやすいラウンドノブを好んで使用している。
しかし、デフォルトのノブから交換する場合、あんまり気にはしないが、デザインの統一性が損なわれるし、ノブの追加購入が必要で財布的にも厳しいものがあった。
その点、21ツインパワーXD4000XGはデフォルトでラウンドノブが設定されており、手間が掛からず良いと感じた。
実釣インプレ
早速使ってみた。
ラインは、デュエルのアーマードF+フラットフィッシュ1.2号を使用。
ロッドは、Gクラフトモンスターサーフ1052だ。
巻き感
これまでステラを使用していたため、巻き感は大分落ちるだろうとイメージしていたが、全然そんなことは感じない。
むしろ、ローターの慣性が小さくなったことで巻きが軽く、巻きを止めやすい感覚もある。
滑らかさ、という観点では、ステラに及ばないものの価格で考えれば、破格の巻き心地だと思う。
糸の太さで巻き感変わらず。
20ツインパワーよりだいぶ静かな感じがする。
剛性感
細糸使用時は、海草が良くヒットし、メーター級の海草もあったが、十分に巻き上げ可能。
マグナムライトローターとなっていたことで、重量のあるものはローターがたわんで巻けなくなるかもと心配していたが、問題なし。
大型青物を数釣るなら心配かも知れないが、サンデーアングラーでヒラメ狙いなら充分。
ステラや無印ツインパワーとは、ローターの素材で差別化されており、これはこれであり。
もしかして、XD(eXtra Durability)は、クイックレスポンスシリーズでみれば、耐久性特化ってことか…?
流れの感じやすさ
ローターが軽くなったことで、流れを感じやすくなったと思う。
流れの壁にルアーを当てたときが顕著で、明確にルアーの重さがリールを巻く手に伝わってきた。
強い流れにルアーを当てたときは、軽く握っていたハンドルノブから手が離れるほどであった。
糸を太くすると、波やら流れに糸を取られてルアーを引きにくくなるんだけど、巻きが軽く、糸捌きがしやすい印象がある。
ドラグの出方
実はこのツインパワーXDのドラグワッシャーは、カーボン製で他のリールの同じ番手よりもドラグの出方が渋い。
実際に少し使用してみて、細糸の方は不安感があり、集中できなかったため、ステラのスプールを代用として使用した。
まあ、ヒラメ狙いでドラグを活用する機会はそんなにないが…。
マグナムライトローターはサーフの釣りでありなのか?
サーフの釣りにおけるマグナムライトローターは、実釣を踏まえて言うなら、かなりアリ、というのが今のところの結論。
主な理由は、重量、巻きが軽いかつなめらかで快適性が高いため。
ひたすらただ巻きする場合は、コアソリッドシリーズのようにローターの感性を生かした方が疲れないが、ストップアンドゴーやリフトアンドフォールを多用するならかなり快適。
ちなみに、疲れるといっても、長時間ぶっ通しで釣行した場合の話であり、通常の釣行であればマグナムライトローターの恩恵を受けることができる。
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まとめ:どんな人におすすめか
21ツインパワーXDをオススメするのは次のような人になる。
- クイックレスポンスシリーズがもう少し強ければなぁ、と思っている人
- アクションをつけたい人
- タックルを軽くしつつ、剛性感を確保したい人
- 20ツインパワーがうるさく感じる人
今回はここまで。最後まで読んでくれてありがとうございました。
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